CIO SMARTCOBY DUAL レビュー。用途は限られるけど買っちゃうやつ。
”出かけようと思ったらApple Watchが充電できてなかった…”なんて経験はありませんか?
我が家では妻がたまにやらかしてます笑。充電ドックにうまくハマってなかったパターン。
そんな時の救世主がみんな大好きCIOから登場しました。その名も「SMARTCOBY DUAL」。Apple Watch専用の高速充電器&モバイルバッテリーです。
Apple Watchの高速充電器かつモバイルバッテリーでもあるので、外出先でもコンセント要らずでApple Watchを充電することができる製品。
Makuakeのクラウドファンディングで応援購入していたものが、やっと手元に届いたのでウキウキで数日使ってみました。
一通り使ってみた結論は以下のようになりました。
- 充電器やPCのUSB-Cポートに直接接続が可能
- Made for Apple Watch認証取得済みの安心感
- 持ち運びやすいコンパクトなサイズ感
- 一泊の旅行や出張なら十分なバッテリー容量
- バッテリー残量のLED色が直感的じゃない
- USB-C端子部分の強度がやや不安
記事中では、上記の結論を深掘りしていきます。
CIO SMARTCOBY DUAL の概要
主なスペック
製品名 | SMARTCOBY DUAL |
ポート数 | USB-C x 1 ※入力のみに対応 |
入力 | 5V=1A |
バッテリー容量 | 950mAh |
ワイヤレス出力 | 3W |
サイズ | 約38 x 74 x 18mm |
蓄電時間 | 約75分 |
重量 | 約60g |
カラー | ブラック / ホワイト |
外観
CIO SMARTCOBY DUAL とBelkin BOOST CHARGEの比較
ちょっとガジェットに詳しい人であれば「あれ?BelkinのBOOST CHARGEと何が違うの?」というところが気になるかもしれません。
そう、実はBelkinからもApple Watchを充電できるモバイルバッテリーが発売されているんです。見た目も上の画像の通り結構似ていますよね。
結論としては、SMARTCOBY DUALは「USB-Cが使えてApple Watchを高速充電できる」という点がBelkinのBOOST CHARGEとの大きな差別化ポイントになっているようです。
根拠として、CIO SMARTCOBY DUALとBelkin BOOST CHARGEの違いを表で整理してみました。(○や×は筆者の主観によるものです。)
CIO SMARTCOBY DUAL | Belkin BOOST CHARGE | |
---|---|---|
ポート数 | ◎ USB-C x 1 | × Micro USB x 1 |
高速充電 | ○ 対応 | × 非対応 |
Made for Apple Watch認証 | ○ 対応 | ○ 対応 |
パススルー機能 | ○ 搭載 | ○ 搭載 |
バッテリー容量 | △ 950mAh | ◎ 2,200mAh |
単体で充電可能 | ○ 可能 | × 不可能(ケーブルが必須) |
サイズ | ◎ 約38 x 74 x 18mm | ○ 約42 x 79 x 17mm |
重量 | ◎ 約60g | ○ 約72.5g |
バッテリー残量表示 | △ 本体LEDの色で判断 | ◎ 本体LEDの点灯数で判断 |
こうして見るとBelkinのBOOST CHARGEも良い製品…!特に2,200mAhというバッテリー容量は魅力的ですね。「とにかく容量重視!」という方はBelkinのBOOST CHARGEの方がおすすめです。
価格は変動が激しいので比較基準から外しましたが、記事作成時点では両者とも¥7,000円くらいで大きな違いはありませんでした。
CIO SMARTCOBY DUAL の特徴・メリット
充電器やPCのUSB-Cポートに直接接続が可能
CIO SMARTCOBY DUALはみんな大好きUSB-C対応なわけですが、その端子がオス(挿す方)であるという点は特徴の一つ。
USB-C端子を持つPCや充電器があれば、直接挿すだけでSMARTCOBY DUAL本体に給電することができるようになっています。
一方で、USB-CのケーブルをSMARTCOBY DUALに挿して使うということはできないので注意が必要です。この点は個人的には残念ポイント。理由は後述しますね。
Made for Apple Watch認証取得済みの安心感
SMARTCOBY DUALはMade for Apple Watch認証を取得した、Apple公認のApple Watch用充電器&モバイルバッテリーです。
Made for Apple Watch認証を受けていないモノだと、「Apple Watchをアップデートしたら使えなくなってしまった」といったことが起こり得ます。認証を受けていることで長く使用できるのは、購入する側としてはかなり安心できますよね。
持ち運びやすいコンパクトなサイズ感
最初に手に取った感想としては「思ってたより小さい」ということ。ちょっと厚みの増したフリスクくらいです。
今まで使っていたガジェットポーチにそのまま収まりました。
ケーブルでゴチャつかない分、Afterの方がスッキリしてる感すらありますね…!
一泊の旅行や出張なら十分なバッテリー容量
このCIO SMARTCOBY DUALは950mAhというバッテリー容量を持っており、これはApple Watch 3~8であれば約1.5回分、Apple Watch Ultraであれば約0.8回分の充電が可能な容量です。
一泊程度のちょっとした旅行や出張であれば十分なバッテリー容量ですよね。まぁ旅行や出張なら充電器も一緒に持って行くのが普通だと思うので、SMARTCOBY DUALをモバイルバッテリー単体で使うことはあまりないような気もしますが…
CIO SMARTCOBY DUAL の注意点・デメリット
バッテリー残量のLED色が直感的じゃない
SMARTCOBY DUALのバッテリー残量は本体の角にあるLEDの色で大まかな残量を把握することができます。
LED色が表すバッテリー残量を表にするとこのようになります。
LED色 | バッテリー残量(%) |
---|---|
紫 | 76〜100 |
緑 | 51〜75 |
青 | 26〜50 |
赤 | 25%以下 |
紫色を見て「バッテリー充分だな」って思う人いないと思うんですよ…。なんなら緑色を見て「バッテリー充分だな」って思っちゃう人の方が多いはず。
シンプルに「緑・黄・オレンジ・赤」でよかったんじゃ?というのが正直なところ。きっと紫はCIOさんのコーポレートカラーなので特別だったんだと思いますが…!
USB-C端子部分の強度がやや不安
SMARTCOBY DUALを充電器に接続しつつ、Apple Watchを充電する場合はこんな感じの使い方になります。
上から見ると分かりにくいのですが、この状態だとSMARTCOBY DUALは宙に浮いた状態です。
結構USB-C端子部分に負荷がかかってるんですよね。
説明書には明記されていなかったと思いますが、このやり方でApple Watchに充電するのはやめた方がいいと思います。(Makuakeのプロジェクトページにはそう明記されている)
となると、ケーブルを間に介して使用することになるのですが、前述した通りSMARTCOBY DUALのUSB-Cはオス型なので「片方がメス型のUSB-Cケーブルが必要」になるわけです。
そんなケーブルは普通の人はまず持ってないですよね。
となると、SMARTCOBY DUALのUSB-C端子は一般的なメス型で良かったんじゃない?と思ってしまいました。
CIO SMARTCOBY DUAL のレビューまとめ
以上、CIO SMARTCOBY DUALのレビューでした。
結論としては「使用用途は限定的な製品だな(ロマン枠)」というのが正直な感想です。
でもなんだかんだ僕のガジェットポーチの中には定位置を確保しそうです。ロマンがあるガジェットが大好きなんで…!
その他、製品の詳細についてはCIO公式ホームページでご確認ください。