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RICOH GR IIIx(GR 3x)をレビュー。APS-Cセンサーをポケットに入れて運ぶ生活。

あらたろう
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この度、RICOH GR IIIx(GR 3x)を我が家にお迎えしました。

今まで僕のメインカメラは写真も動画もiPhone 13 Proでした。常にポケットに入ってるし、サッと出して撮れる機動力にも満足していました。

ただし、撮れる写真については不満がありました。どうも人工的というか、明暗が良くも悪くも平均化された失敗のない写真といった感じ。言語化することが難しいんですが、「うわ!これめっちゃいい写真!!」っていう撮影体験ができていませんでした。

そこで、ずっと写真を撮るためのコンパクトなカメラ(スナップシューター)を探しており、この度「RICOH GR IIIx」を買うに至りました。

今回は、GRIIIxのレビューと作例を紹介していきたいと思います。1ヶ月ほど使ってみた時点での感想を例によってハイライトとして以下にまとめておきます。

特徴・メリット
  • 色味と解像感が素晴らしい
  • マクロモード搭載で物撮りに使える
  • 手ブレ補正が優秀なのでラフに撮れる
注意点・デメリット
  • 決して速くはないオートフォーカス
  • バッテリー残量表示が3段階でわかりにくい
購入する前に試してみたい場合
返却期限無し&交換自由!

GR IIIxの主なスペック

GR IIIxの主なスペックはこちらです。

本体サイズ約109.4(幅)×61.9(高)×35.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く)
重量約262g(バッテリー、SDメモリーカード含む)、約232g(本体のみ)
レンズ構成5群7枚(非球面レンズ2枚)
焦点距離26.1mm (35ミリ判換算で約40mm相当)
F値F2.8~F16
撮像素子23.5mm×15.6mm(APS-C)
有効画素数約2424万画素
感度ISO100~102400:オート(下限値/上限値/低速限界値設定可能)、マニュアル
シャッタースピード1/4000~30秒 (絞りによる制限 F2.8:1/2500秒まで、F5.6以上:1/4000秒まで)、 バルブタイマー(10秒~20分)、バルブ、タイム
手ぶれ補正撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(3軸補正)
静止画ファイル形式:RAW (DNG) 14bit、JPEG (Exif2.3準拠)、DCF2.0準拠
色空間:sRGB、AdobeRGB
記録サイズ:
【3:2】L(24M:6000×4000)、M(15M:4800×3200)、S(7M:3360×2240)、XS(2M:1920×1280)、
【1:1】L(16M:4000×4000)、M(10M:3200×3200)、S(5M:2240×2240)、XS(1.6M:1280×1280
動画ファイル形式:MPEG4 AVC/H.264 (MOV)
記録サイズ:Full HD (1920×1080、60p/30p/24p)、音声記録: 内蔵ステレオマイク
記録時間: 最大4GBまたは最長約25分、内部温度上昇時は自動終了
記録媒体内蔵メモリー(約2GB)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(SDHC、SDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)
電池寿命撮影可能枚数:約200枚
再生時間:約180分

端的に言うと、ポケットに入るサイズ感にAPS-Cセンサーを搭載した、まさに「最強のスナップシューター」です。

GR IIIx の特徴・メリット

色味と解像感にテンションがあがる

f/2.8, 1/50, 26mm, ISO500

この写真はGR IIIxのJPEG撮って出しです。

クリックorタップすると拡大できるのですが、カップについた水滴の一粒一粒がしっかり解像されています。

f/4.5, 1/1250, ISO200

鎌倉に行った時の何気ない一枚。

陰と陽のメリハリ、空や木々の色合いが非常に好みです。何も考えずにポケットから取り出してシャッターを切るだけなのですが、それだけで間違いないクオリティの写真が残っていきます。

GR IIIxを買ってからというもの、今まで気に留めなかったような景色や物に対して、積極的にシャッターを切るようになりました。

マクロモードで物撮りにも対応

GR IIIxはマクロモードが搭載されているということで、お試しで撮影してみたのがこの写真です。

f/2.8, 1/30, ISO1000

いかがでしょうか。個人的にはかなり綺麗に撮れていると感じました。こちらのホットケーキもマクロモードで寄ってみた写真です。

f/2.8, 1/100, ISO320

ホットケーキからこぼれ落ちるメープルシロップの艶感、ケーキ表面のザクザク感が忠実に描写できているのではないかと思います。

なんかお腹空いてきたな…

手ぶれ補正が優秀なので失敗しにくい

GR IIIxには、コンパクトなボディの中に撮像素子シフト方式の手ぶれ補正機構が搭載されています。

撮像素子シフト方式というのは、本体の揺れ(手ぶれ)を物理的に撮像素子を動かすことによって吸収する仕組み。コンパクトなカメラに搭載するには、技術的にもコスト的にもハードルが高いとされていますが、GR IIIxには搭載されています。

僕もこの恩恵を多く受けています。

暗い室内は、どうしてもシャッタースピードが遅くなりがちなのですが、手ぶれ補正機構のおかげで失敗する確率がかなり低減されていることを実感しています。また、屋外であっても歩きながらサッと構えて撮影した時に、後から見ると一切ぶれていなくてびっくりします。

F/4, 1/1000, ISO200

この写真は何気なく歩きながらシャッターを切ったもの。屋外でシャッタースピードが速いとはいえ、カリッとピントが合っていて驚きました。

購入する前に試してみたい場合
返却期限無し&交換自由!

GR IIIx の注意点・デメリット

オートフォーカス性能はイマイチ

少しネガティブな面としては、オートフォーカスが精度・速度共にイマイチです。

SONYやキヤノンのカメラを普段使っている人だと、多少ストレスを感じることがあるかもしれません。特に暗い環境では、かなりオートフォーカスが迷います。迷った挙句、フォーカスできないこともしばしば。

僕は回避策として、タッチシャッターを利用しています。

液晶画面上で、フォーカスしたい部分をタッチすると、その部分にフォーカスを合わせてシャッターを切るように設定しています。このやり方は動いている対象物には使えませんが、止まっている対象物に対しては効果抜群です。「物撮りしたいのに、フォーカスしたい部分にピントが合わないなぁ」と言う場合は、タッチシャッターがおすすめです。

とはいえ、こんな風にフォーカスがうまく合っていない写真でもエモい雰囲気になっちゃたりするからカメラって面白いですよね。

バッテリー残量が3段階表示はアバウトすぎる

GR IIIxは決してバッテリー持ちが良い機種ではありません。

一日中使う場合などでは残バッテリー容量に気を配る必要があります。なのですが、残バッテリーの表示が3段階でしか表示できません。数値で表示することもできないので、かなりアバウトな情報でしかない。

例えば、残バッテリーが2の場合だと数値的には約33%〜67%までの幅があるわけです。これは流石に広すぎると思います。(ガラケー時代はこの表示に慣れていたのが自分でも信じられません…)

「バッテリー残量が半分を切ったか」くらいはわかりたいところなので、せめて4段階表示になるといいなぁ、と思っています。

GR IIIx の 作例

ここからはGR IIIxの作例を少ないですが紹介します。

室内の物撮りが多くてすみません。外の作例が増えてきたら追加しようと思います。

GR IIIx の レビュー まとめ

GR IIIxを購入して1ヶ月程度が経過しましたが、カメラを持ち歩くことが習慣になりました。

これは「コンパクトさ」と「画質」の二つが高いレベルで両立しているからこそだと思います。どちらかが欠けていたら「iPhoneでいいか」となってしまうはず。

「スマホよりも綺麗な写真を気軽に撮りたい」と言う人って意外と多いと思うんですよね。縦横比が1:1の正方形でも撮影できるので、「instagramに今よりも綺麗な写真をアップしたい」と言う人にも刺さる一台だと思いました。

これから、GR IIIxと一緒に色々なところに出かけるのが楽しみです。

次回は、GR IIIxと同時に購入した周辺アクセサリーを紹介したいと思います。

RICOH GR IIIx(GR 3x)を買ったら最初に買うべきアクセサリー3選。まずはこれさえあれば何とかなります。
RICOH GR IIIx(GR 3x)を買ったら最初に買うべきアクセサリー3選。まずはこれさえあれば何とかなります。
購入する前に試してみたい場合
返却期限無し&交換自由!

その他、製品の詳細はメーカー公式HPをご確認ください。

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