BALMUDAの加湿器「Rain」で冬を越してみた感想
10連休というスーパーGWも終わり、季節的には憂鬱な梅雨が近づいてきました。梅雨に入ると雨だけじゃなくてジメジメした湿度が不快ですよね。でも思い返してみると、2018-2019年にかけての冬は記録的な乾燥でした。特に関東地方は雨がずっと降らずに、湿度が20%台がザラというある意味異常気象だったように思います。赤ちゃんのいる我が家では体調管理という意味で乾燥は大敵。特に怖いのはインフルエンザで、空気が乾燥していると感染リスクが高まるのは有名な話なわけで。
そこで我が家では、室内の乾燥対策としてBALMUDAの加湿器である「Rain」を購入し、一冬通して使ってみました。今日は“実際のところ「Rain」ってどうだった?”という点を振り返ってみたいと思います。
先にハイライトをまとめておくと以下のような感じでした。詳細は続きをご覧ください。
- あふれ出る圧倒的「おしゃれ感」
- 音が静か
- 給水が簡単
- リビング全体をガッツリ加湿するにはパワー不足
BALMUDA「Rain」を選んだ理由
僕が加湿器に求めるポイントは以下の三つでした。
- 音がうるさすぎないこと
- メンテナンスが楽であること
- インテリア的に悪目立ちしないこと
これらの条件を満たしていると判断した結果、BALMUDAの「Rain」を選んだわけですが、ここからは実際どうだったのか?をレビューしていきたいと思います。
静かだけどフルパワーになるとうるさいかも
「Rain」は気化式という仕組みの加湿方式を採用しています。
内部のフィルターに水を含ませておき、そこに風を当てて水分を含んだ空気を発生させることで、部屋を加湿していきます。この方法は一般的に、加湿器の中では静かな部類と言われているもの。
また熱を発生させないので、小さな子供がいる場合でも安全なのもポイント。
「実際、静かだった?」というと「フルパワー設定じゃなければ静か」という結果でした。「Rain」は加湿パワーの設定が5段階あって、当然パワーに比例して動作音も大きくなります。ただ、その比例っぷりが歪で、1から4まではそこまで気にならないのにMAXパワーの5の時だけ異常にうるさくなる。テレビの音が聞こえにくくなるレベルでうるさいので、その場合は設定湿度を下げるか、マニュアルモードでパワーを4にして動作させるのがおすすめ。
オート設定時の最大パワーを設定できる機能があれば最高だった。。。
給水は楽。掃除はちょっと億劫。
次にメンテナンスについて。「Rain」の一番の特徴として「給水時にタンクを外して水道まで運ぶ必要がない」という点が挙げられます。タンクを運ぶヤツにありがちな「なぜか絶対に水が床に垂れる現象」に悩まされる心配なし。じゃあどうやって給水するの?というと、加湿器の上に大きな口が開いていて、ジャブジャブと水を補充できるようになっています。
これについては実際使ってみて非常に良かった。給水時の精神的負荷が低いので「ちょっと水が減ってきたな〜」と思った時にサクッと補充できる。ただ、給水量が多い場合は水道と「Rain」の間を何回も往復しないといけない場合もあるので注意が必要。大きめのバケツとかなら一回で補充できるかもしれません。
一方、フィルタ清掃サインが2週間に1度くらいの頻度で表示されるので、その度にRainをバラしてフィルタを清掃する手間が発生した。Rainはとてもシンプルな作りになっているのでバラすこと自体は簡単なのだけど、せめて1ヶ月に1度くらいの頻度だったら良かったなぁ、とも思いました。
おしゃれが溢れて止まらないデザイン
このBALMUDA「Rain」、デザインが良いです。とても。
一番良いと感じるポイントは「私、加湿器です感」が皆無であること。一見するとただのオブジェに見えるので、これならオフシーズンも置きっぱなしでも良いか、なんてことも思ってしまったり。
まぁここはもうBALMUDAの製品ですから、当たり前というか改めて僕が良さをツラツラ語る必要はないでしょう。
加湿器としての性能は「まずまず」
先に挙げた購入時の3つの検討ポイントには入っていなかったんだけど、最後に性能について触れておきたいと思います。
まず公式HPによると「Rain」の適用畳数は「プレハブ洋室の場合で17畳」ということになっている。一方、我が家の利用環境としては「鉄筋コンクリートで24畳」なので「鉄筋コンクリートだから畳数足りないけど大丈夫っしょ」という予想で購入しました。
結果としては「ギリ大丈夫だった」という感じ。基本的には湿度50%設定のオートモードで運用していたんだけど、そのためにはたまにMAXパワーで動作してしまうことがあります。ただし、それだと上述した通り動作音がうるさいのと、結局50%には持っていけないことも多々あるので、日中は意図的に設定湿度を45%などに適宜落としながら運用していました。
まとめ
家電にインテリア性を求めるタイプの人には間違いなくおすすめできる製品だと思います。性能至上主義の人には、自身の使用環境が適用畳数の範囲内か確認したほうが良いし、範囲内で使用すれば満足できるかと思います。
今の悩みは、次の冬には子供が1歳を超えて、大きくなってくるので加湿器をどこに設置すべきかということ。絶対におもちゃとかを上から投げ込まれそう。。。検討結果はまたレポートしたいと思います。