新居の内覧会の持ち物まとめました。この三つの神器があればOKです。
もはや2年くらい前のことになりますが、我が家は新築マンションを購入しました。
恐らく大体の人にとって、戸建てやマンションを問わず、「家」というのは人生最大の買い物。当然、「ザ・庶民」である僕たち夫婦にとってもそれは同じこと。
なので、出来上がった家のクオリティについては、誰しもが神経質になるところだと思います。特に、僕がマンションを買ったときは「傾斜マンション問題」が巷を賑わせていたタイミングだったので、余計に神経質になっていた覚えがあります。
とは言え、どんなに高い買い物であろうが「人」が作るものにはミスはつきもの。そこで、新築の戸建てやマンションには「内覧会」というイベントが用意されています。
内覧会とは?
内覧会は、以下のように定義されています。
- 家の仕上がりを購入者自身の目でチェックしてもらい、全て納得した状態で入居できるようにするためのもの。
- 何か不具合が発見された際に、責任の所在を明確にするために物件の引渡し前に行われるのが原則。
今日は、そんな内覧会に「何を持っていけばいいの?」という部分にフォーカスを当てて、僕の経験をもとにおすすめの内覧会グッズを紹介したいと思います。
内覧会の持ち物 必須アイテム3選
まずは、「必ず持っていくべきもの」として以下の3つです。
- 家の間取り図のコピー
- 水準器
- メジャー
僕はこれらを「内覧会の3種の神器」だと思っています。「なぜ必要なのか」「どう活用するのか」をこれから説明していきます。
家の間取り図のコピー
必携グッズの1つ目は「家の間取り図のコピー」。
さすがにレアケースではあると思うけれど、間取り図と実際の部屋に差異がある可能性もあるので、持参した方が良いと思います。
また、どちらかというとコッチがメインなのですが、「内覧会は入居前に部屋の採寸ができる貴重な場」です。採寸した結果は間取り図にメモしておくと、後で見た時にわかりやすいので、その為にも間取り図は必ず持っていった方が良いです。 いろいろ書き込むことを考えると、コピーの際に少し拡大しておくと書きやすくて捗ります。
水準器
必携グッズの2つ目は「水準器」。
メインの用途は「床が斜めになっていないか」のチェック。ちゃんと水泡が基準線の中に収まるかチェックしてください。部屋の中の一か所だけではなく「中心付近+四つの角付近」をチェックしておくと良いと言われています。
ちなみに、水準器を持っていない場合は「複数のビー玉」でも代用できます。ビー玉たちを床に静かに置いた時に、みんなが同一方向に流されてしまうことが無いかを確認すればOKです。ただ、内覧会というのは不動産や施工会社の担当者が立ち会って行われるもの。その場で、ビー玉をジャラジャラ取り出して床に置いて確認する行為は、意外とメンタルが強くないとできないと思います…
僕は、今後も水準器を持っておくと何かと役に立ちそうだと思ったので、内覧会を機に水準器を購入しました。
メジャー
必携グッズの3つ目は「メジャー」。
間取り図のくだりでも触れましたが、内覧会では忘れずに部屋の各部のサイズを測ったおいたほうが良いです。このタイミングで測っておかないと、新居で使う家具の購入する時にサイズがわからなくて非常に困ることになります。「物件の引き渡しまで家具が買えない」なんてことにならないように気を付けましょう。
メジャーなら何でもよいというわけではありません。測定する対象が壁の幅や高さなので、2メートル程度しか測れないような短いものは内覧会には向きません。僕は内覧会に向けて、5.5メートルまで計測可能なものを購入しました。大は小を兼ねる。ちなみにロック機能が付いたものであれば、伸ばした状態で床に置くことで、購入予定の家具のサイズ感をイメージするのにも役立ってくれます。
内覧会の持ち物 あると良いもの
次に、マストではないけど持っていくとベターなものをまとめておきます。
- スリッパ
- カメラ
- 懐中電灯
これらについては荷物に余裕があれば持参することをお勧めします。
スリッパ
まずはスリッパ。
内覧会の時点では、家の床が完全に掃除しきれておらず、「靴下の裏が汚れた!」なんてことがあり得ます。100円ショップとかコンビニで売っているレベルで問題無いと思います。汚れてもいい靴下で行くのもありですね。
カメラ
次はカメラ。
スマホのカメラでも問題ないので、敢えて書かなくても良かったかもしれないんだけど、なんでカメラが必要なのかは触れておきます。
カメラをもっていくべき理由は大きく2つあります。
1. 不具合箇所の証拠写真を残すため。
もし、内覧会で何か不具合が見つかった場合は、施工業者によって修正されて、後日行われる再確認会で再チェックすることになります。その再確認会までに数週間を要する場合があるので、指摘した本人もどんな指摘だったかわからなくなってしまう可能性があります。
それを防ぐために、指摘箇所の写真はしっかり残しておくことが大事。
2. まっさらな状態の部屋の写真は後々貴重だったりする。
2つ目の理由は完全に「思い出」の観点。
一度、入居して生活が始まってしまえば、そこには生活感が生まれ、あの美しかった新品状態の我が家とは半永久的にお別れすることになります。
僕は思い出を重視するセンチメンタルボーイなので、しっかり隅々まで写真を撮りました。
懐中電灯
「あると良いもの」のラストは「懐中電灯」です。
なぜ内覧会に懐中電灯があると良いのかというと、まだ照明が設置されていない可能性が高いからです。陽当たりが良い部屋だとしても、内覧会の日が雨だったりする可能性があるので、念のため懐中電灯は用意しておいた方が良いでしょう。
実は、僕は懐中電灯を持っていくのを忘れてしまったのだけど、施工業者が内覧会用に簡易的な照明をつけておいてくれたので助かりました。結果オーライ!
懐中電灯は防災グッズ的な観点でも、持っておいて損は無いと思うので、このタイミングで一つ購入しておいても良いかもしれないですね。
内覧会で後悔しないために
ここまで、内覧会の持ち物についてまとめてみました。
ただ、何か伝えきれていないことがあるような…
そう、大事な持ち物を忘れていた!
「内覧の鬼」となる強靭なメンタル
そう、強い気持ち!
まず、初めて自分の購入した部屋に入れるからといって、浮ついた気持ちになりすぎないこと。そして、どんな些細な事でも気になったら指摘すること。
内覧会は、不動産の担当者や施工会社の担当者が付き添ってくれるのが一般的です。そんな時に、多くの日本人が持ち合わせている「相手の気持ちを考えて遠慮する」という美徳は、この日だけは捨てるべき。
不備を見落としてしまったり、相手に遠慮して指摘しないと、下手をしたら一生後悔する可能性だってあります。一生モノの買い物だからこそ、自分が納得できるまで徹底的にやるという強い気持ちで臨みましょう。
自信が無い人は、内覧会経験者の友達や親戚に同行してもらうのがおすすめ。
内覧会の持ち物 まとめ
この記事を読んでいただいている方で、もし内覧会を控えている方がいたら、是非「内覧の鬼」として納得がいくまでやりきってきて欲しいと思います。そのために、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
最後に、この記事で取り上げた内覧会の持ち物リストを挙げて、この記事のまとめとしたいと思います。
- 家の間取り図コピー(大きめのものが良い)
- 水準器
- メジャー(5m以上のもの)
- スリッパ
- カメラ
- 懐中電灯
- 「内覧の鬼」となる強靭なメンタル
以上です。