カレーを作る時に、水の代わりに牛乳を入れたら美味しいのか検証してみた。
諸君、私はカレーが好きだ。
というわけでカレーを作ろうと思い立ったとある週末。でも、いつも通りのカレーを作っても面白くないなぁ、と。どうせなら、より美味しいカレーづくりにチャレンジしたい!
ちなみに僕が目指す究極のカレーは、成田空港のJALラウンジで提供されているカレー!それがコチラ!
このカレーが本当に美味しくて、ネットでレシピを探しても全然見つからないんですよね。トライしてる人はいるんだけど再現できている人がいない。僕もいろいろトライしましたが、全然ダメでしたね。最大の難点は、JALカレーの味を忘れてきたということ・・・もう再現できる気がしない。
久しぶりに食べに行くしかないと思いつつ、JALのサクララウンジはプレミアムエコノミークラス以上の航空券じゃないと入れません。このカレーだけに追加でお金を払うのもどうなんだ・・・。というわけで、今回作るカレーはJALカレーを目指すわけではなく、普通により美味しいカレーを目指して作りたいと思います。
水は使わないけど、無水カレーにあらず。
最近、水を入れずに素材から出る水分を利用した無水カレーが話題ですよね。バーミキュラの鍋みたいに、蓋と鍋の密着が半端ない鍋を使って水蒸気を閉じ込めることによって無水で作れるやつ。ちょっと作ってみたいけど、我が家にそんな鍋はありません。でも折角なら水ではない何かをベースにしたい。料理というのは化学反応だから、水なんて入れても駄目だぜ?みたいな意見をどこかで見たことがあるしね。トマトジュースとか、トマト缶とか野菜ジュースを使うっていう話はたまに聞くし、たしかに普通に美味しそうだけど何かパンチに欠ける。
何か無いものか・・・
そうだ、牛乳にしよう。
思いつきと勢いでしかないけど、牛乳ベースでカレーを作ってみたよ!ここからは牛乳カレーのレシピと調理工程を紹介していきます!
使用ルーはコレ!
いろいろ試行錯誤したルー選びですが、最近はもっぱらコレ。味に深みがある気がします。
続いて野菜たち
カレーに入れるじゃがいもはメイクイーンがオススメ!なぜなら他の野菜と同時に煮込み始めても煮崩れないから。通常のじゃがいもを使う場合は、煮込みのタイミングを遅らせないと、完成したころにはじゃがいもが天に召されてるから注意が必要!
肉は適当にあったやつ
肉は理想はビーフだけど、こんなふざけた挑戦カレーに牛肉を使うのはもったいないので適当に冷蔵庫にあった豚バラ薄切りを使う。ぶっちゃけ肉はなんでもいい派。
調理スタート
前置きと材料紹介はこれくらいにして、早速作っていこう。
まずは玉ねぎを飴色にしていくよ!
飴色玉ねぎを作るときの玉ねぎの切り方としては、みじん切り派と薄切り派がいると思う。僕は昔はみじん切りでやっていたけど、薄切りで試したら仕上がりが薄切りの方が良かったので、それ以降は薄切りでやっている。
切り終わったらフライパンに放り込め!
写真だと伝わりにくいかもしれないけど、玉ねぎ三個分の薄切りはなかなかのボリューム。これをバターと一緒に炒めていく。なお、「フライパンを熱して、バターを溶かしてから玉ねぎを投入・・・」なんてする必要はない。冷えたフライパンに玉ねぎもバターも放り込んで加熱を開始したほうが、玉ねぎを一時的に置いておくボウルとかバットが不要になるので、洗い物が一つ減らせる。
だいたいこれくらいになったら完成。写真だと、まだ白っぽく見えるけど実物は結構飴色になってます。注意点としては、飴色にしたいがあまりに、焦げを使って玉ねぎに色をつけるのはNG!イメージとしては火を入れるんじゃなくて、熱を入れるイメージ。焦げ始めそうになったら、少量の水を投入して玉ねぎがお互いを蒸し焼きにするようなイメージでじっくりと炒めると仕上がりが全然違ってくる。ここで飴色玉ねぎは大鍋に移しておこう。
次に肉を炒める。
今回は豚バラ肉を使うので、肉から勝手に油がでるためフライパンに油はひかないでOK。
肉から油がでたらみじん切りのにんにくも投入して肉の色が変わるまで炒める。炒めすぎると縮むし固くなるので、色が変わるまでで十分だ!肉も大鍋に移しておく。
最後に野菜を炒める。
一口大の、じゃがいも・人参・薄切りにする時に切るのが面倒になった玉ねぎを炒めていく。肉の旨味とにんにくの香りがうつった油で炒めるのがキモ。料理において、野菜を炒める時間は「4分」というのをどこかで聞いたことがある。その料理に応じた切り方が間違っていないことが前提になると思うけどね。4分ぐらいいためたら、これも大鍋に移動。フライパンの出番はここまで。
ついに”アイツ”の登場だ・・!
ここまでの工程で大鍋の中はこんな感じになっている。(飴色玉ねぎは一番下に隠れている)
これは・・・!
圧倒的肉じゃが感・・・・!
今から肉じゃがにシフトすれば間違いなく美味しいフィニッシュが待っているはず。だが、しかし!この時、既に鍋の横にはコイツが鎮座していた。
ここまで来たら行くしかない!
手が震える。
もう後戻りはできない・・・
うおおおおお・・・!
妙な高揚感!笑
早速煮込んでいくぞ!
20分経過後。
水分と油分と乳成分が全て分離しあってまさにカオス。でももう前に進むしか無いので、一旦火を止めてルーを入れていく!
どう見てもティラミスです、本当にありがとうございました。ちなみに、このルーはフレーク状になっているので、溶かすのがすごく楽!ということで溶かしていく。
想定できていたことではあるが、いつもよりも色が白っぽい。そして香りもマイルドな気がする。この状態に対してチャツネを投入!
これ以上マイルドにする必要があるのか?と思いつつも「カレーにはチャツネ」という固定観念が染み付いているので迷わず入れてやった。
味見してみよう。
ここまでで概ね工程が完了したので、味見してみる。すると、ちょっとカレー感が薄い。カレー風味のシチューのようだ。これはやっちまったか???と思いつつ「追いカレー粉」を断行することにした!
実際は、上の写真の量を二回入れた。大さじでいうと1.5〜2杯くらいになるかと思う。これを混ぜて再度味見。
お?うまいやん?普通に美味しい。
ちなみにこの時点で昼の2時。一旦、夜まで寝かせて炊きたてのご飯でカレーライスにすることにしよう。
いざ、実食!
なんだかんだ早く食べたい欲を抑えられず、5時に晩御飯wご飯と一緒に盛り付ければカレーライスの完成だ!
普通に美味しそうなのではないでしょうか!?早速食べてみる・・・
おおお、昼に食べたときよりうまし!
マイルドの中に深みがあって、辛さはちょっと遅れてやってくる感じ。バターチキンカレーから酸味を引いた感じに近い。確かにあっちはヨーグルトで、こっちは牛乳だから「そりゃそうか」という感じもしつつ。
究極のカレーへの旅は続く・・・
確かに今回のカレーはウマかった!うまかったけど俺はやっぱりJALカレーを再現したい!だれか、、、俺にレシピを・・・!究極のカレーへの旅はまだまだ続きそうです。